「せっかく取り付けたカーテンなのに、あと10cm幅が足りない…」そんな小さな問題が、日々の暮らしの中で意外とストレスになることがありますよね。カーテンの隙間から差し込む光や外からの視線が気になると、快適な空間づくりにも影響してしまいます。
しかし安心してください。わざわざカーテンを買い替えなくても、幅不足はちょっとした工夫で解決できます。
この記事では「カーテン幅が10cm足りない」状態をスマートにカバーする5つの方法をご紹介。DIYが苦手な方でも簡単に取り組めるテクニックから、見た目もおしゃれに仕上がるアイデアまで幅広く解説します。
カーテン幅が10cm足りない!買い替え不要の簡単な対処法5選
幅不足10cmのカーテンを、買い替えることなくスマートに対処する方法を5つご紹介します。手軽なDIYアイデアから、おしゃれな目隠しテクニックまで幅広く解説します。
ドレープをほどいて幅を広げる方法
カーテンの幅があと少し足りない場合、まず試してみたいのが「ドレープ(ヒダ)を減らす方法」です。
既存のカーテンには多くの場合、布がたっぷりと使われてヒダが作られています。このヒダの数を減らすことで、見た目を保ちつつ横幅を広げることが可能です。
まず必要なのはリッパーや糸切りバサミです。カーテンの裏側にある縫製ラインを解いて、ヒダの縫い目をほどいていきます。ヒダの数を1〜2つ減らすことで、約5〜15cmほど幅を広げられることがあります。縫製に自信がない方は、ほどいた後を再び縫う必要はなく、カーテンフックで吊るすだけでも問題ありません。
ただし、ヒダを減らすと見た目が若干フラットになるため、カーテン全体の印象が変わる点には注意が必要です。生地の柔らかさや柄によっては自然に見えるので、まずは試してみる価値があります。
タペストリーで隙間をおしゃれにカバー
もし「DIYはちょっと苦手…」という方には、装飾アイテムで隙間を隠す方法がおすすめです。特に有効なのが、タペストリーや布を使って、カーテンの端にアクセントとして足すアイデアです。
方法はとても簡単。カーテンレールの端にS字フックやクリップでタペストリーをぶら下げるだけ。突っ張り棒を使えば、カーテンと並べて設置することもできます。選ぶ布は、カーテンの色味に合ったものや、あえて異なるトーンでアクセントにするのもおしゃれです。
市販のタペストリーは北欧柄やエスニック柄など種類も豊富で、手頃な価格で購入できます。100円ショップや無印良品、IKEAなどでも入手可能です。
この方法は隙間を隠すだけでなく、部屋全体の印象を柔らかく演出してくれるため、一石二鳥の解決策と言えるでしょう。
中央に追加カーテンを取り付ける
カーテンの中央部分がわずかに空いてしまう場合には、「補助カーテン」を追加して隙間を埋める方法が有効です。市販のカフェカーテンや小さな布を利用すれば、簡単かつコストを抑えて対応できます。
具体的には、既存のカーテンレールに追加のランナー(フック)を取り付け、小さなカーテンを中央に吊り下げます。100円ショップやホームセンターで売られている軽量のカーテンや布、レース素材のものがおすすめです。幅10cm〜20cm程度の細い布で十分隙間をカバーでき、デザイン性も加えられます。
もしレールのスペースに余裕がない場合は、S字フックやマグネット付きフックなどを使って吊るすのも便利です。また、中心から左右に広がるデザインにすると、意図的に「切り替え」を作ったような見せ方にもなり、違和感が出にくくなります。
この方法のメリットは、手軽に隙間を埋めつつ、取り外しも簡単な点です。季節や気分に合わせてデザインを変える楽しさもあります。
観葉植物や家具で隙間を隠す
もしカーテンそのものをいじらずに隙間を隠したい場合は、インテリアの力を借りるのが効果的です。たとえば、窓の脇に観葉植物を置いたり、細めの棚を設置することで、自然にカーテンの足りない部分を視覚的にカバーできます。
高さ80cm〜120cm前後の観葉植物(パキラやストレリチアなど)は、カーテンの隙間を柔らかく隠してくれるうえ、空間に癒しもプラスしてくれます。また、観葉植物は光を透かすので、完全に閉じるカーテンよりも部屋を明るく保てるのもメリットです。
家具で隠す場合は、スリムなラックやワゴン、フロアランプなどを隙間に配置して、自然なカモフラージュを演出します。特にテレビボードやソファの背面などが窓際にある場合には、そこに観葉植物を加えることで、隙間が気にならなくなるケースも多いです。
この方法は「見せながら隠す」スタイルなので、部屋のインテリアにこだわりたい人におすすめです。
マグネットクリップでカーテンを固定
最後に紹介するのは、今あるカーテンの可動域を調整して隙間を防ぐ「マグネットクリップ」活用術です。
カーテン同士を中心で固定したり、レール端に寄せたりすることで、カーテン幅の不足を実質的に解消することができます。
方法はとてもシンプル。カーテンの内側にマグネットクリップを取り付けて、2枚のカーテンを密着させます。マグネットがついたクリップやカーテン留めは100円ショップやホームセンターでも手に入ります。
また、サイドの隙間が気になる場合は、窓枠や壁にマグネット受けパーツを貼り付けて、カーテンの端をそこに固定することで、光漏れや目隠し効果を高めることができます。マジックテープタイプも同様に活用可能です。
この方法の魅力は、工具や加工が不要で、誰でもすぐに試せる点。強風でカーテンが揺れてもズレにくくなるため、防寒・防音対策にもつながります。
まとめ:カーテン幅不足は工夫次第で解決可能
「カーテン幅が10cm足りない」という一見困った状況でも、工夫次第でさまざまな対処法があることが分かります。ドレープの調整や追加布の設置、インテリアを活用することで、買い替えをせずに機能面と見た目の両方を補うことが可能です。
費用を抑えて解決したい方にはDIYや100均アイテムの活用が特におすすめですし、見た目にこだわりたい方はタペストリーや観葉植物でのアレンジが効果的です。
カーテンの幅不足は、単なる「失敗」ではなく、「インテリアを楽しむチャンス」と捉えてみましょう。あなたの暮らしに合った方法をぜひ試してみてください。